蕎麦子さんの台所~Sobako's Kitchen~

50代の主婦があれこれやってみるブログです。

渋柿が甘くなるのはなぜ?干し柿の効用は?

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渋柿は、甘柿よりも甘いのだ!

渋柿、食べたことありますか?
渋くて食べられたものではありませんよね。
しかし実際は、渋柿の糖度は20度以上あるのです。
と言われても、いやいや食べられませんよ、無理無理!ってなりますよね。
なぜ、無理なのか?
それは、緑茶にも含まれる「タンニン」がいっぱい入っているから。
この「タンニン」の渋さに邪魔されて、甘さを感じるどころじゃないわけです。

でも、甘い干し柿は渋柿で作るよね?なぜ?

渋柿で作られる甘〜い干し柿。不思議ですよね。
実は、「タンニン」は可溶性と言って水に溶けやすい性質なのです。
だから口の中に入ると唾液に混じって溶け出して、渋〜くなってしまうのです。
しかし、なんと!

干して水分を抜いてやると、「タンニン」が可溶性から水に溶けない性質(不溶性)に大変身!
それで渋みを感じず、本来の甘み、糖度20度をダイレクトに感じられるってわけ。
素晴らしい!

じゃあ、甘柿で干し柿を作ったら、もっと美味しい?

いや、これ、残念ながら、本来の糖度が渋柿よりも甘柿は低いので、思ったより甘くないそうです。
(そのうち実際に作って比較してみようかと思っていますが、何しろ、干し柿作り1年生なので、まずは王道からやっています。↓)

 

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ちなみに、甘柿は若いうちは「タンニン」の渋みがあるのだけれど、熟すことによって自ら不溶化するお利口さん。
甘柿の果肉の茶色のツブツブ模様は、「タンニン」が不溶化して固まったもので、このツブツブ模様が多いほど甘いのだって!

干し柿は栄養価の高い、健康的な冬のおやつなのよ!

栄養素としては、カリウムとカロチンが多く含まれていて、効能はこんな感じ。

*カリウム〜血圧を下げる
*カロチン(βカロチン)〜強い抗酸化作用あり

βカロチンはビタミンAになって、粘膜強化、体の抵抗力もあげるから、風邪予防に役立ちます。
食物繊維も豊富だから、便秘改善も期待大です。
生食の柿は体を冷やすけれど、干し柿は逆に体を内から温める作用があるので、胃腸の調子を整えたり、疲労回復にも役立つそうです。

この季節にぴったりなおやつ「干し柿」、食べすぎには注意だけど、自然の恵みはやっぱりいいですよね〜。