違う曲に聴こえる?
昨日のアルフレッド・コルトー氏の演奏を知って、どうしてもアルバムで聴いてみたくなり、夜中にiTunes Storeでポチってしまった。
夜中は危ないね、なぜか財布の紐が緩みやすいよ。
早速、聴いてみたんだけどさ、あれれ?なんか違う曲に聴こえるんだけど?
私の弾く『見知らぬ国と人々について』じゃないんだけど?
『トロイメライ』も私の知っている『トロイメライ』と違う。
その他の曲も、違うのよ、素敵なのよ。
Wikipediaのコルトー氏の演奏スタイルの項目に、
美しいタッチと個性的なテンポ・ルバートを駆使した演奏は、深い詩情と多彩な感情を描き出した比類のないものであり、聴衆に大きな感動を与えた。
とある。
テンポ・ルバート?ん〜どこかで最近聞いたことがあるような気がする・・・あ!『ロシアピアニズム 』の本に出て来たんだよ。
「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して~
- 作者:大野 眞嗣
- 発売日: 2019/01/25
- メディア: 単行本
自然に聴こえる音楽においてはテンポ・ルバートが必ず行われている。いくらメトロノーム的に正しくとも、テンポ・ルバートのない演奏を聴いたときには違和感を覚える。(第3章ロシアピアニズム の奏法と技術 13. ルバートより)
で、テンポ・ルバートってなんぞや?と調べたら、「盗まれた時間」という訳だそうで、「本来の音符から長さを取って他の音符にくっつける」みたいなことらしい。
イン・テンポの逆な感じ?
それで、コルトー氏の『子供の情景』がとても素敵だったのだわ!
正直、『見知らぬ国と人々について』を練習しようと思った時に、残りの12曲も一応ネットで音源探して聴いてみたんだけど、さっぱり良さを感じなかったのよ。
それがさ、今では、全部弾いてみたくなった。
でもさ、あんな風に素敵に弾くためには楽譜見てるだけじゃダメってことだよね。
楽譜通りじゃ、イン・テンポだもんね。
自分でテンポ・ルバートできるようにならなくちゃってこと?
楽譜通りだって難しいのに、ウへ〜、これはかなり年季が入らないと無理っぽい。
とりあえず、コルトー氏の演奏を耳コピ?すればいいかな?
まずは模倣からだね。(無理無理。笑)
Alfred Cortot plays Schumann Kinderszenen (1954 German radio recording)
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